製作工程について

額縁修理の弘雅堂
創業明治27年の匠の技で誂える弘雅堂。留めが切れてしまったものは再度締めなおすことができます。よごれてしまった裂地を貼りなおすことも。汚れてしまったステンレスも磨きなおせば清さを取り戻すこともできます。ガラス、アクリルも磨きまたは交換も致します。
 
 
額縁修理の弘雅堂

額縁修理の弘雅堂
1.生地製作 木工の工程(左図・下図)
まず、木取りと言い材料を粗取りする。成形する額の断面図をもとに、良く乾燥された材料をのこぎりを用いて縦横に切断する作業である。
 
 
額縁修理の弘雅堂
次にこの角状の棒を縦方向に曲面や平面にかんな等で削り、竿状の棒ができる。
 
 
額縁修理の弘雅堂
この後、止め付けと言い、必要な長さに切断した4本の棒の端々をさらに45度に、つまり8個所切断した後つなぐ過程がある。 つなぐために、まず、接着剤を着け合わせる両面につけ、その後引き込みや木ネジなどでしっかり固定する。接着には、昔は主に膠が使われていたが、現在はボンド類がほとんどのようである。 これで、一応額縁のかたちとしてつくられる。
 
 
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額縁修理の弘雅堂
2.塗り工程 木彫り、成型、塗装加工工程(左図)
この加工工程には、多種の手法が作り手の意匠により使われるが、当弘雅堂では、生地加工が済んだものに直に、または手彫りのデコレーションをつけたものに、3回から4回胡粉をサンドペーパーで塗り研ぎ上げ、そのうえに下地の塗料、アシエット等を塗り重ね、金箔貼りをおこなう。
その後、岩絵の具などを表面にかけ、仕上げる。
 
 
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3.まとめ マット加工、布貼り加工
1.2.を経てできた額と中に入る主体となる作品との合体する作業である。
この際、肝腎なことは主体との調和である。作品とそれを囲む額縁とのコーディネーションに心がけねばならない。
マット、あるいは額本体に用いる布の選定など、色材料のもつ風合い等適材を選び、適所に貼りその後作品をセットする。 こうした組み合わせ作業を経て作業を完成する。